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ルーマニア大使館後援「2014 アール・ヌーヴォーの世界」展のお知らせ

お知らせ

2014年07月11日

7月25日(金)・26日(土)・27日(日)の3日間、二井谷呉服店特設会場でルーマニア大使館後援「2014 アール・ヌーヴォーの世界」展を開催します。

 

アール・ヌーヴォーとは、19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスを中心に流行した芸術様式。
当時の工業社会化・機械化への反動として人間の手仕事を復活させようという運動であり、職人の技術と創造性が芸術にまで高められた時代です。

 

そのアール・ヌーヴォーの味わいを受け継ぐ工芸品ブランド「Ajour(アジュール)」と「Tip Galle(ガレスタイル)」を、当店特設会場にて展示いたします。
 


 

Ajour(アジュール)

アジュールとはフランス語で「光り輝く」という意味です。
約100年前のヨーロッパに芸術の変革をもたらしたアールヌーヴォーやアール・デコ、エドワーディアンなどのエッセンスを現代風にアレンジしたオリジナルジュエリーコレクションです。


 
 金属の透かし部分にエナメルを施しているため、ステンドグラスのようにエナメルに光が透過し、色や透明感を美しく表現しています。

    

すっきりとした幾何学的な線とパターン化した模様が特徴的。
ミル打ち(ミルグレイン)を施しアンティーク風のイメージをプラス。

 


 

Tip Galle(ガレスタイル)

 

 

アール・ヌーヴォーの先駆者とうたわれ、「光の魔術師」「ガラスの詩人」と称されて今も世界的評価を受けるガラス工芸家 エミール・ガレ。
 
ジャポニスムからも影響も受けたガレの作品は、自然界の草花や鳥・虫などをモチーフとして曲線的なフォルムを強調した叙情的なものであり、日用品だったガラス製品に芸術表現としての可能性をもたらしました。
 
ガレの工房は、フランス本国ではアール・ヌーヴォーの退潮やアール・デコの台頭などの影響で閉ざされてしまいましたが、その技術と作風は、高弟であるイタリア人ガラス工芸家 モンテッシーのルーマニア移住によって、ルーマニア王室の庇護のもとルーマニアの職人たちに受け継がれることとなりました。
 
その後もルーマニアの職人たちは勤勉さと手先の器用さを活かして技術の踏襲と更に高度な開発につとめ、今なお「ガレ」の名で通じる作品を「Tip Galle」として世界に発信しています。
 
没後100年経っても変わらぬ世界的評価を受けるガレの正統な継承者は、ルーマニアにこそ息づいていると言えるでしょう。
 

ガレの詩情豊かな作風そのままに、自然界に生きる植物や昆虫、四季の風景をモチーフにしたアール・ヌーヴォー調の「Tip Galle」は、和風のお部屋とも調和してさらに引き立てる珠玉のランプコレクションです。

 

エミール・ガレ(1846~1904年)
 
フランス・ナンシーで生まれる。父親はガラス器・陶磁器の卸売業者。
本格的なガラス技術を学び、1878年パリ万国博覧会で金賞。1889年のパリ万国博覧会ではグランプリを獲得。
アールヌーヴォーの中心的指導者として活躍。
その後一世紀の時が流れた今日でも、ガレの作品に対する世界的な評価は普遍的である。

 


 

後援:ルーマニア大使館

 
このたび、ルーマニアと日本の文化交流の一環として、Tip Galleの作品を広島可部の地でご紹介できることは、喜ばしい限りです。
 
ガレ工房から独立し、ルーマニアRomania Buzau地方に移住したモンテッシーはガレの作風をルーマニアの多くの弟子たちに伝承しました。 
 
自然界に生きる植物や昆虫、四季の風景をモチーフとしたガレの詩情豊かな作風そのままに、被せガラス、エッチング、グラヴェール、スフレなどの高度な技術を駆使して現代に甦らせています。 
 
日本の影響を受けたといわれるエミール ガレの世界をぜひご堪能してください。
 
                                

 

ルーマニア大使館
公使参事官 ヴァレンティン パヴェル

 


 
期間 7月25日(金)~7月27日(日)
会場 二井谷呉服店 特設会場
住所 広島市安佐北区可部3-14-10
電話 082-812-2527
Fax 082-815-3318
 
他にも、お手頃なガラス製品を展示しておりますので、お手軽にアール・ヌーヴォーの世界をお楽

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