「菜々の剣」葉室麟

NHKのドラマになりましたね。

可憐な菜々が健気に父親の仇を打ち

愛する人を救う

というストーリー。

病死した奥方を慕い、残された子供たちを慈しむ菜々。

健気なキャラクターで、いつの間にか頼りになる味方が増え

運動神経も抜群で剣も上達します。

仇討ちも、慕う人との思いも無事に遂げて

「よかったね~」

とすっきりした読後感です。

しかしながら、苦みがなくて、私は物足りなかった。

「刀伊入寇 – 藤原隆家の闘い」や「風の軍師」黒田官兵衛

のほうが読み応えがあります。

それと、「武家の娘」とか「武士の誇り」とか、何の保留もなく使わないでほしい。

葉室麟ほどの人なら、江戸時代の武士がどういう存在か、わかっているはずだと思うのですが。

ドラマもほとんど原作と同じで、楽しく見ました。