「ロスジェネの逆襲」池井戸潤

ドラマ「半沢直樹」の続編がいったいいつになったらはじまるんだろうかと待っていました。

やっと4月から始まるはずだったのにコロナのせいで遅れ

今度はほんとに19日から始まるそうです。

正しいことをして 大和田常務に土下座させて勝負に勝ったはずが

意外なことに子会社の「セントラル証券」に出向させられてしまって……

それから……

出向先の「東京セントラル証券」で

「ロスジェネ世代」の森山君(半沢直樹の部下)と

IT企業「東京スパイラル」の瀬名洋介と組んで

古巣の銀行を相手に半沢直樹の活躍が始まります。

これ以上ないくらいはっきりとした悪役がいて

半沢直樹は正義の味方で

痛快で面白い小説です。

 

「ロスジェネ」とは、バブル崩壊後の失われた10年ののことだそうです。

「セントラル証券」の森山君はその就職氷河期時に就職活動した不運な世代。

バブル世代は就職も選び放題で、大量に採用されて、能力はないのにのさばっている。

ロスジェネ世代は能力があってもなかなか就職が決まらなくて、惨めな思いをした。

もともとこんな世の中にしたのは団塊の世代なのに、なんで自分たちの世代はこんな目に遭うのかと

森山君はちょっと斜に構えています。

団塊の世代、バブル世代、ロスジェネ世代のそれぞれの言い分があって、なんだか切ない感じです。